2003年4月アーカイブ

♪安心から安心へのお話

園長: すぎもと かずひさ (2003年4月 1日
アーンアーンと泣き声が響く。子どもも不安、親も不安の新年度。
 分離不安は誰にもあるよ。お母さん大好き、お父さん大好きの証拠だもんね。だから送る保育士安心光線!!わたしはあなたの味方だよ。お母さんのこと好きなのは、いっしょだよ。ほーら、楽しいことあるよ。おともだちもいるよ。いっしょに面白いこと見つけよう、おむつ交換はスキンシップを楽しみながら優しくね、などなど。
 抱っこの軽さが責任の重さを感じさせてくれる子どもたち。このいのちの火は、どんな風に燃えるだろうか?火が消えないように手をかざす。時にはもっと大きくなれよと風を送る、薪をくべる。
 正しい子育てを目指すのではない。子どもたちとどんな時間を過ごすかを考える。表情やふるまいは、その場の雰囲気をつくる。わたしの楽しさが、楽しげな雰囲気を醸し出し、いっしょに生活する子どもたちに伝わる。わたしの慌しさが、忙しげな雰囲気を巻き起こし、子どもの情緒不安を引き起こす。忙しいときほど子どもがぐずるのはそのせいだ。
 上手く育って欲しいと大人は願う。上手く行かないのではと不安になる。保育園でちゃんとやっていけるだろうかと心配する。上手く育つとはどういうことだろうか?けんかやケガやいたずらをいっぱいして曲がりくねりながら育つこと、楽しいこと、苦しいこと、いろんな経験をして生きるたくましさを身につけて行くことだ。
 このように考えていくと、大人が大丈夫?と心配することも子どもが『上手く育つ』ために、必要なことだと気づかされる。大人の心配をよそに子どもは育つ。親の気も知らずに子どもは笑う。
 『安心から安心へ』子どもたちがうらやむようなそんな信頼関係を保護者のみなさんと築いて行きたい。

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