2003年12月アーカイブ

♪ひと足早いプレゼントのお話

園長: すぎもと かずひさ (2003年12月 1日
 日本初のフルーツパーラー銀座千疋屋の名番頭さん曰く、「強いてあげるなら日本の国果は柿」だとか。桃もみかんも古事記、日本書紀に登場するぐらいの由緒ある果物だけれど、柿は古くから他のお国言葉でも「カキ」というぐらいに世界的な果物なんだそうな。
 こういう話を聞くと思い出されるのは、小学校の国語の教科書に載っていた庭に大きな柿の木がある家族の悲しいお話。おじいちゃんが宝物のように大事にしている柿の木を何かの事情で切らなければならなくなって、他人に切られるくらいならと高齢を省みず自らの手で切るおじいちゃん。見事に仕事を終えたものの、あまりの疲労から、その後、昏睡状態に陥り、息絶えてしまう。そのおじいちゃんが元気だった頃の孫に向けたせりふのひとつに「柿は果物の王様じゃて」というくだりがあったべなぁ。
 ということで今年のクリスマスツリーは、柿の木、なんて、うそうそ。実は、自然の風合いを子どもたちにと、枯れ木やつるをクリスマスツリーにするようになってから3年目。山に出かけてはみるものの、落ちている木は、もろかったり、形が悪かったりでなかなか思うようなものが見つからない。そんな話を職員会議でしたところ、「うちの家、山あるし、切ってもらっていいですよ」ととある職員。「枝を切れたらどんなにうれしいか」と思っていたところにこの話。早速、のこぎり片手に、いざ出動!!
 ところが、着いてみてびっくり。切らんでもあるやん、いいのが、いっぱい!剪定された柿の枝がゴーロゴロ。何のこたぁない、だからの柿。ウンチクとはまったく関係あーりましぇん。
 子どもたちのファンタジーを彩るひと足早いクリスマスプレゼント。果物の王様の次は、みんなの夢を実らせてね。 

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