2004年8月アーカイブ

♪大人のおもちゃ棚のお話

園長: すぎもと かずひさ (2004年8月 1日
 『わたしたちが掃除しました。~中学』と書かれた立看板のまわりに散乱するゴミ、ゴミ、ゴミ!ふと見ると、前を走る車の窓から、ポイとタバコの吸殻。どうして子どもたちが汗水垂らして掃除したところへ大人がゴミを捨てるかな~?
 先日、かねてからお世話になっているご近所の方が、突然、お見えになった。御用があっての訪問に違いないのだが、とても雰囲気のよい笑顔を向けられたまま、わたしの父の近況などについてお尋ねになるだけでなかなか本題に入られない。これはきっと、話しにくい内容なのだと苦情覚悟の上、耳を傾けていた。ようやく遠慮がちにお話になった内容は、はたして、『園のガレージがゴミだらけで汚い、なんとかならないか』というものだった。当然のことをお話になるのに、関係を損なうまいと気遣われるが故の穏やかな立ち振る舞いと丁寧な言葉遣いに反省の念がいよいよ深まる。良い関係を保ちながらいいにくいことを告げるには、エネルギーはもちろんのこと『信頼』のいることを知っているからだ。『逆切れ』なる言葉が右往左往する昨今ではなおさらのこと。『信頼』に応える決意と忠言に感謝しつつ、後姿を見送った。  
 早速、職員を代表して真田敦史氏が掃除に向かう。彼の報告によると飲料の空き缶やタバコの吸殻などがいっぱいで『ゴミがゴミを呼ぶ現象にもなりかねない、定期的に掃除する必要がある』とのことであった。
 保育室のおもちゃ棚は『おもちゃを自由に使っても良い代わりに、遊んだ後は責任を持って元の場所に戻す』ことを子どもたちに体験学習させることをねらいとした物的環境のひとつだ。目的達成のためには、人的環境となるわたしたち大人の行動が重要なことは言うまでもない。
 地域の人たちとのあいさつは、言葉のコミュニケーション。駐車マナーは行動のコミュニケーション。ガレージや公共の場所は大人にとってのおもちゃ棚である。おもちゃ棚のありようから『信頼』は生まれる。

※上記文章は、保護者の皆さんが汚したことを前提にしていません。利用者として、ガレージ(児童公園横)の美化にご協力いただけると幸いです。ゴミの投棄や不審な人物を見かけられた場合は、お知らせください。

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