2005年1月アーカイブ

♪子どもたちの夢を大きくするのお話

園長: すぎもと かずひさ (2005年1月 1日
 場面にふさわしい行動を子どもたちに教えよう。日々の生活を支えてくれるさまざまな人々や環境への感謝や尊重が自然のものとなるように、周りの状況や雰囲気を理解する感性を育てるために、である。子どもたちは、まわりとの関係性にまだまだ気づいていない。だからわがままである。わがままには感謝がない。感謝がないから人や物を乱暴に扱う。思いやりを育てようと思えば、このことの教育が必然となる。また、わがままは時に迷惑となる。他人に迷惑をかけず、協調の喜びを味わえる子どもに育てようと思えば、また然りである。
 スリッパや靴をそろえて脱ぐという単純な活動の中で、そろえ方の美的感覚、次の人への思いやり、手指の操作方法、配置の工夫、数・空間の認識などを学ぶ。あいさつは、知らないもの同士のコミュニケーションの糸口であり、互いの健康のバロメーターであり、心の交流を伴った社会参加の玄関であり、讃え合いである。就寝前、枕元に明日自分が着る服をたたんでから布団に入るといった体験が「人生何が起こるかわからない」という真理を子どもたちに伝える。
 先日、あるテレビ番組のインタビューでアメリカ大リーグの年間最多安打記録を樹立したイチローがその原動力について問われ、かく語った。言葉を吟味するような沈黙の後、「結局、小さなことを積み重ねていくしかない。」と。
 山登りをイメージしよう。上へ登るにつれ景色が変わる。景色にあわせて思いも変わる。きっと夢もこんなではないだろうか?今年見る夢と来年見る夢と、

「年毎に 膨らむ夢の 一歩かな」

 日常生活のそこかしこに潜む小さな経験の積み重ねが、子どもたちの夢を大きくする。

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