2007年12月アーカイブ

♪「ちょっと大きな器」のお話

園長: すぎもと かずひさ (2007年12月 1日

「このお茶碗はみんなのお父さんお母さんたちがつくってくれたんやで」といいたくて前々からあたためていた企みがあった。
 ものの豊かな時代だからこそ身につけてあげたい「ものを大切にする」という感覚を体験的・根源的に子どもたちに味わってもらいたいというのがその主たる動機だ。
 また親子のきずなを少しでも心理的に深くつなぐ役割を果たしたいという日頃からの思いが背景にある。

 

 というわけで「第2回囲炉裏の会」開催!!
 テーマはズバリ・直球・ど真ん中(お~なつかしい昭和の表現)
 「あなたのぬくもりを子どもたちへ・・・手づくり食器でいただく美味しいご飯!」どす。
 参加者には食器を二個つくっていただきそのうちの一つを園に頂戴しようという実にあつかましい企画なのだ。
 こうして集められた食器を4.5歳児の食事に用い、日常的に手づくりのぬくもりとその波動を子どもたちの小さいけれど多感な手に伝えようというわけである。

 講師は、野嶋信夫氏。
 ゆりぐみ年長児の笠取陶芸体験でずっと師事させていただいている素敵なおっちゃんである。
 子どもたちにとって、氏の何よりの素晴らしさは、子どもたちの手からつくり出されたものを決して大人の視点で捉えることなく、どんなものでもかけがえのない作品として焼き上げてくださるという人間性にある。
 
 さて、参加に際して理解をお願いしたい点が三つ。
 ひとつは、参加費を払っていただくにもかかわらず二作品のうち一つは寄付していただくということ。
 いまひとつは、自分のつくった食器が必ずしも自分の子どもの使うものにはならず、子どもたちみんなで使わせていただくということ、最後のひとつは、一応の活用イメージは前述の通りであるが作品の個数や出来映えによって使用の時期や方法が未定な点である。
 
 器の大きい人間を夢見たころがあった。
 自分の個人的問題と考えて、しんどくなったこともあった。
 ところが最近では、人とのつながりによってつくられる器の広がりに感動の日々である。
 なかまというちょっと大きな器で子どもたちに器をプレゼント。
 ぼちぼち囲炉裏も良いころだ。
 一杯いきましょか~。

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