2011年9月アーカイブ

見ただけで吹き出してしまうほどにこどもたちの夢やアイディアがいっぱい詰まったこども御輿が仕上がってきました。この御輿はしあわせを呼ぶ蝶「はぴよん」を探しに出かける際の架空の乗り物がモチーフになっています。制作にとりくむ年長児さんは3チームに分かれ、おひさんグループは「ころころけろん号」、かぜさんグループは「はっぱらばーばー号」、つきさんグループは「ぶるぶるこーさー号」とそれぞれに名付け、約一月かけて話し合い、考え、つくり込んできました。

 

 おひさんグループの「ころころけろん号」は海に潜ることを想定してイルカの形をしています。ボディーは夜の可視性を考慮して光る素材でつくられています。空飛ぶ羽もついています。網の大きさは「はぴよん」をやさしくそっと捕まえようと知恵を絞ったこだわりの仕様です。「はぴよん」と食卓を囲むためのごちそうもたくさん積み込みました。4月から世話をしてきたうさぎの「うさのすけ」も一緒に乗り込めるように餌や居住性にも配慮が見られます。

 

 かぜさんグループの「はっぱらばーばー号」は4階建です。1階が操縦室、2階は乗員のくつろぎ空間、3階、4階は「はぴよん」発見時に出動するための自転車・バイク・車の車庫スペースです。ボディーは衝撃吸収性・防水性に富んだ卵パック仕様、また「はぴよん」は珍しもの好きに違いないとの発想から羽は6枚にしました。水陸走行用のスクリュー、タイヤも装着し、各階間の連絡用糸電話、「はぴよん」の居心地に配慮した透明の箱も設置されています。

 

つきさんグループの「ぶるぶるこーさー号」は風力で動きます。ビニール製の屋根は風圧を浮力に変換する設計です。加えて、ハンドル操作で風のなかを縦横無尽に飛びまわることができます。「はぴよん」をいち早く見つけられるようにと一人ひとりの望遠鏡も装備しました。また、乗員の長期の滞在にも耐えられるよう、家族も一緒に乗りこめるようになっています。水洗トイレ、テレビ、宝箱、座布団等々、生活設備・備品もばっちりです。

 

 こどもたちの自由闊達な話し合いは設計図の作成から、素材の選択、材料の調達、部品づくり、接合、ペイント等々に至るまで、段取りや役割が決められ、豊かな発想とともに実行に移されてゆきます。保育士たちの表情も生き生きと自信に満ちてきました。こどもとおとなの成長が一体となって未来を創造してゆく秋の風。

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