2015年7月アーカイブ

27年8月『笑顔の空を夢見て』のお話

園長: すぎもと かずひさ (2015年7月31日

『笑顔の空を夢見て』のお話

理事長 すぎもと かずひさ

この度、弊法人の役員会において社会福祉法人 宇治福祉園の二代目の理事長に選出され、就任することになりました。重責を引き継ぐにあたり前理事長と先輩諸氏が情熱を懸けて培ってきた良き伝統と教えを継承しつつ、さらなる高みを目指していきたいと考えています。

ひとつは、創設の趣旨である「いのちを大切にすること」という理念をすべての職員が標準的な保育・教育・福祉の方法として身につけていくことです。一言で言うと学びの条件として最も大切な対話力の習得であり、カウンセリング・マインドの修養です。この獲得のために弊法人では永年にわたりカウンセリング・セミナーを職員研修の中心として位置づけ、実施してきました。また、今年度からは保護者さんや関係者・地域の方々が一人でも多く子どもの良き理解者として実現するよう、どなたでも無料で受講できるようにいたしました。 

理由は、子ども・人間の幸せは良質なコミュニケーションに宿ると考えているからです。子どもであれ、大人であれ人間はその時々によりさまざまな生き方、在り方をします。心は絶えず形を変えています。

いのちを大切にするということは、眼の前の人が如何なる在りようをしていても、相手を尊重し、その気持ちに心を傾け、理解に近づこうとする営みです。心と心が触れ合うあたたかなコミュニケーションを通じて、福祉家や教育者は子どもの理解に近づいていくのです。その営みなくして、保育・教育・福祉を語ることはできません。それらに必要な知識やスキルについて学ぶのがセミナーの趣旨・目的です。ご活用いただけましたら幸いです。

ひとつは、豊富な生活とあそびの体験から抽出される質の高い乳幼児保育・教育・療育の実施と創造です。「わたし=人間」は、自然によって、人間によって、仕事・生活によって生かされているにもかかわらず、ふとその有難さについて失念することがしばしばです。大人でさえそうなのですから、子どもたちにはよりわかりやすく「わたし」と「自然」、「わたし」と「わたしたち(仲間)」、「わたし」と「仕事・生活」を積極的につなぎ、そのつながりの大切さを体験的に知り、自然に感謝と祝福を覚えるような保育・教育活動をプレゼントする使命があります。

一人一人=すべての子どもが広く果てしない自然界とおおらかで和やかな人間界を歩み行く。誰もが深い愛情と高い志を育みながら、自らの人生を伸びやかに歩む笑顔の空を夢見て。

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